【京都市中京区烏丸御池】畠鍼灸院整骨院、京都三条烏丸治療院の本日の症例です。
ご年配の男性、左足の坐骨神経痛があると受診されました。
数か月前にぎっくり腰になり、病院へ行って痛みが無くなったが、その直後から特に左足の後ろ側、お尻から太ももの裏にかけて痛みが走るとの事でした。
視診、ぱっと全身を見ると、どうも左の下腹あたりに※滞りがありました。
※滞り（呼吸をした時に膨らんだり、しぼんだりするのが出来てないイメージ）
問診をしていく中で、便が毎日あるけど、数年前から少しづつしか出てくれないそうです。
あとは、食生活についても参考のためにお伺いしました。
野菜不足や飲水（真水）不足、運動不足など、様々な原因のヒントが見つかりました。
結果を言うと、下腹の緊張（食事、運動のバランスが原因から便がしっかりとでない）とその後ろ側にある腰の筋肉がとても硬直したような状態になっていて、前かがみや立ち上がる時などに、太ももの後ろ側に痛みが出ていました。（筋肉の緊張の為）
もちろん、坐骨神経痛に関しては、検査をしっかりとして異常な結果は出ていませんでした。
現在は、数回の治療経過中ですが、少しづつ痛みも楽になってきて、便も一回量が多くなったそうです。
お薬や、手術ではなく、身体を刺激することで患者様が本来持っておられる、身体が治してくれる力は、無限の可能性を持っています。
しかし、何年もかかって悪くなってきたもの、年齢が高くなり、筋力や運動、身体の基礎の機能が低下していけば、それなりの治療期間はかかることもあります。
大切なことは、ご自身の大切な身体のことを知っていただき、うまく使えるようにより良い状態に保ち、1.メンテナンス・2.運動・3.日常生活習慣のバランスを心がけることかなと、考えます。
大切に長く愛用している、車や家具なども手入れをするから良い状態で長持ちします。
人の身体は、平均でも８０年ご使用になられます、定期的なメンテナンスは当然必要なことではないでしょうか。
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